Samsung Electronics社の米子会社,家電のリサイクル・プログラムを全米50州で開始
2008/09/05
ニュース
韓国Samsung Electronics Co., Ltd.の子会社である米Samsung Electronics America, Inc.は,使用済みの家電製品を引き取り,リサイクルするプログラム「SAMSUNG RECYCLING DIRECT」を,米国の50州すべてで開始すると発表した。
開始日は2008年10月1日。ユーザーは,Samsung Electronics社のブランドの使用済み家電を米国の50州に常設された回収センターや国内で開催される幅広いリサイクル・イベントなどで引き取ってもらえる。Samsungブランドの製品の回収料は無料。同社のブランドでない製品でも引き取ってもらえるものの,有料となる。料金は,Samsung Electronics America社と契約している使用済み家電の配送を担う企業に直接支払う。
同プログラムを開始するため,Samsung Electronics America社はSIMS Group Limitedや米CRT Processing LLC,米Eco International LLC,米JFRC, LLCといった,リサイクルを手掛ける企業と直接契約した。選定に当たっては,有害物質を含んだ廃棄物を焼却や埋め立てしたり,発展途上国に輸入しない企業を選んだという。同プログラムでは,回収された家電がきちんとリサイクルされているかどうか,すべての家電について追跡や監視ができる。
なお,韓国LG Electronics Inc.の北米子会社である米LG Electronics USA, Inc.は2008年8月に,家電のリサイクル・プログラムを米国で開始している。
出典:日経エレクトロニクス