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都、病院の感染性廃棄物を追跡管理するICタグの導入促進へ補助制度

2008/05/14

ニュース

東京都は、病院から排出される感染性廃棄物をICタグ(電子荷札)により個別追跡する管理システムの導入促進のため、都内全病院を対象にした補助制度を始めた。ICタグ1枚当たりの費用70円程度(情報管理費含む)のうち、30円を都が負担する。3年後にはICタグ利用数を現状の3倍以上の年間100万枚ベースに引き上げる計画。これにより感染性廃棄物の不法投棄撲滅につなげる方針だ。

感染性廃棄物の個別追跡管理システムは、都立大塚病院など五つの病院が協力し、05年10月に運用を開始した。使用済み注射針など感染性廃棄物を入れた各容器の底に1枚ずつICタグ付きシールを貼り、焼却処理まで追跡管理できる。

都は同システムを一般の病院にも広く利用するように周知している。しかし、ICタグ1枚当たりの費用45円程度に、情報管理費を加えると、70円程度のコストがかかる。このため、20病院ほどしか普及していないのが実情。

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出典:日刊工業新聞

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