霧島市:一般廃棄物処分場 説明会で周辺住民、反対意見が相次ぐ /鹿児島
2008/04/24
ニュース
霧島市の一般廃棄物管理型最終処分場の候補地に決まった同市福山町宝瀬地区周辺の住民を対象にした説明会が21日夜、同地区の福山活性化センターであった。住民約110人が参加し、前田終止市長や担当職員が計画について理解を求めたが、住民からは「どうして宝瀬なのか」などと反対意見が相次いだ。
説明会には、西牧之原、東牧之原、下牧之原の3地区から住民が出席。市の担当者が、当初27カ所あった候補地が宝瀬地区に絞り込まれた経緯や、計画の概要などをスライドを使って説明した。
住民は「他の26の候補地も公表し、選定の理由を明らかにすべきだ」などと反発。市側は、(1)屋根付きで底はコンクリート舗装(2)跡地は鉄筋コンクリートで固める(3)処理水は放流しない--など、安全性を強調し「最大限の努力をするので、協力をお願いしたい」などと繰り返した。
市は今後、集落ごとの説明会を開くほか、候補地の下流域に当たる曽於市でも説明会を開催する予定。