産廃不法投棄:交通安全協会支部長、容疑で逮捕 /宮崎
2008/04/23
ニュース
産業廃棄物を不法に捨てたとして、県警は20日までに、宮崎市田野町乙、会社社長、内八重善力容疑者(62)ら3人を廃棄物処理法違反(投棄禁止)容疑で逮捕した。
ほかに逮捕されたのは▽同市高岡町浦之名、会社員、樋渡健二(39)▽同市田野町乙、会社員、山崎史郎(31)--両容疑者。3人とも容疑を認めている。
調べでは、3人は共謀し、4月19日午後2時26分ごろ、同社の管理する土の採掘場に穴を掘って、コンクリート片やプラスチックなどの混合廃棄物(4トントラック1台分)を捨てた疑い。内八重容疑者の経営する会社は、産業廃棄の運搬、再生事業などを営んでいる。
内八重容疑者は06年から宮崎南交通安全協会田野支部長を務め、ボランティア活動などにも参加、飲酒運転禁止などを印字したトイレットペーパーを作るなど、ユニークな活動をしていた。
同協会関係者は「一生懸命やってくださる人だった。びっくりしている」。同町の地元建設業者も「不法投棄なんて聞いたことがない。社長はやさしくまじめな人だった」と驚いていた。