筑後路:大川小に生ごみ消化機 /福岡
2008/04/23
ニュース
バクテリアを使った生ごみ処理を専門に扱うNPO環境生物工学研究所(埼玉県所沢市、原口義信代表)が21日、大川市向島の大川小(堤博規校長、387人)に、給食の残飯類を処理する「全自動生ごみ消化機」を贈った。
消化機(高さ90センチ、幅94センチ、奥行き72センチ)は、生ごみのたんぱく質などを分解する約70種類のバクテリアを内蔵。生ごみとかくはんさせ、ほとんどを水に分解する。24時間で最大120キロを処理し、ごみとして残るのは全体の約3%という。
同研究所は消化機を02年に開発し、これまで7カ所に寄贈。この日は、調理師らに機械の扱い方を説明し、実際に給食の残飯を処理した。堤校長は「ごみを極力出さないという環境教育にも役立つはず」と話していた。