プラスチック容器包装ごみ:引き取り拒否問題 沼津市、早期再開求める /静岡
2008/04/15
ニュース
◇正規ごみの割合、90%以上に改善--沼津市、協会に処理委託早期再開求める
沼津市が、プラスチック製容器包装ごみの処理を委託していた財団法人「日本容器包装リサイクル協会」(東京)から今年度の引き取りを拒否された問題で、汚れなどを除く正規のごみの割合が、引き受け基準の90%以上に改善したことが分かった。拒否は昨年の調査結果が根拠だったため、市は改善を継続させ、協会に早期の再開を求めている。
市は自治会ごとの説明会を227回開催し正しい分別を呼びかけてきた。2月末にクリーンセンターに選別機械を導入、担当職員も2倍に増やし、汚れ付きや異物を除去している。この結果、昨年12月末~2月の正規のごみの割合が平均88・5%だったのが、3月~今月9日の平均では93・4%に向上した。
市は今月、このごみ処理を民間業者に委託したが、1000トン当たり5000万円の経費がかかる。協会委託だと、大半がメーカー負担のため同250万円で済むため、引き受け停止で、市の財政負担は大きく膨らむ。