美祢の産廃場建設:住民団体、広島高裁に抗告 地裁下関支部の決定不服 /山口
2008/04/11
ニュース
美祢市豊田前町の産業廃棄物処分場建設を巡り、建設に反対する住民団体は9日、建設差し止めなどを求める仮処分申請を却下した地裁下関支部の決定を不服として広島高裁に抗告した。同支部は今月3日に申請を却下しており、住民団体は「業者の主張に偏った内容で納得できない」と反発している。
建設差し止めを訴えているのは処分場の下流域にあたる下関市豊田町の住民ら。「有害物質が地下水などに混入することで周辺地域が汚染される」と主張している。
これに対し、同支部は決定で「処分場から有害物質が流出する可能性は低く、仮に流出しても健康への影響が高いとは認められない」としている。