宇佐市:バイオマス構想くっきり 農水省など、戦略会議公表 /大分
2008/04/03
ニュース
宇佐市のバイオマスタウン構想が31日、農水省など7府省の総合戦略推進会議により公表された。県では05年の日田市以来2カ所目。市運営部分は2分の1、民間運営部分は3分の1の国からの補助がある。
具体的な利活用方法は四つで、計画が進んでいるのはうち二つ。
最初は三和酒類による焼酎かす利活用センター。同社には既に小規模な施設があり、新規導入分を含め100%有効利用。飼料化し、メタンガス発酵施設で出た熱もセンターで使う。次は資源作物エコセンター。社会福祉法人が担う廃食用油の車両燃料化に、資源作物の搾油という工程を加える。
生ごみや家畜排せつ物のメタン発酵発電や肥料化を目指す「バイオマスセンター」や、製材くずをガス化する「木質系・農業系バイオマス利活用施設」は、担い手も含めて検討する。
バイオマスのうち、廃棄物系は94%以上、未利用分は48%以上の利活用が目標という。