産廃違法処理で立ち入り 大阪府と大阪市、5病院に
2008/03/19
ニュース
大阪府立の3病院が透析排水や汚泥などの産業廃棄物を一般ごみとして処理していた問題を受け、大阪府と大阪市は18日までに、3病院を含む府立5病院に対し廃棄物処理法に基づく立ち入り検査をした。
大阪府は17日に母子保健総合医療センター(和泉市)に立ち入り、適正に処理していた2病院でも実施した。
大阪市は17日に急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)、18日午前に成人病センター(同市東成区)をそれぞれ検査。処理業者との契約書を見直し、廃棄物処理を担当する職員から聞き取りした。
一方、18日午前、5病院の事務局長が急性期センターに集まり会議を開催。現場で作業に当たる担当者を対象に、3月中にも産業廃棄物の適正な処理方法や廃棄物処理法の内容を確認する研修会を開くことで合意した。
母子センター、急性期センター、成人病センターの3病院は、医療活動で生じる汚水や汚泥などの産廃を一般ごみと誤解していた。