廃棄物処理法違反:無許可で汚泥処理 住民が告発状提出
2008/03/07
ニュース
村市西部町の有機汚泥堆肥化施設が廃棄物処理法上、無許可で運営しているとして、周辺住民5人が6日、施設を運営・管理する「マツダクリーンサービス」(長崎市)など2社を、廃棄物処理法違反(無許可営業)の疑いで大村署に告発状を提出した。
告発状によると、マ社は県から産廃処理業の許可を受けているが、実際は堆肥処理を担当する共和化工(東京)の従業員6人が施設を運営。同社は許可を受けていないことから、住民側は「マ社が共和化工に名義を貸しているだけ」と主張している。こうした運営方法は名義貸しにあたるとしているが、マ社は「堆肥処理の技術を持つ共和化工側に業務の協力をしていただいているだけ」と否定している。
施設を巡っては、周辺住民100人が原告となり、この2社に操業差し止めを求めて長崎地裁大村支部で係争中。