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三菱商事、明治ゴム化成などと廃プラスチック再資源化事業に着手

2008/03/04

ニュース

三菱商事は、明治ゴム化成、市川環境エンジニアリング、東海運と共同で、容器包装リサイクル法(容リ法)で回収される廃棄プラスチックを再資源化し、これをサンドイッチ成形技術により物流用パレット(「MMPパレット」)などを製造するまでの一貫工場を全国で初めて富津地区工業用地(千葉県富津市)に建設する。

環境省によると、2005年の家庭ごみは60.79%がプラスチックなどの容器包装だ。容リ法は、家庭から出るごみの6割(容積比)を占める容器包装廃棄物を資源として有効利用することにより、ごみの減量化を図るために2002年に施行された。
事業者は、(財)日本容器包装リサイクル協会にあらかじめ委託料を支払い、再商品化を委託。協会はこれをさらに再商品化事業者に委託する仕組みとなっている。

容リ法に基づき、容器及び包装資材の廃棄物を回収し、再資源化している自治体は2007年度時点で全体の約54%にあたる988市長村におよんでおり、今後は東京都23区の一部、千葉市などの大都市圏でも導入が検討されている。

三菱商事はこの事業の総事業費の約62億円のうち、半分の総額32億円についてはHSBCグループの香港上海銀行に融資してもらう。容リ法関連事業向けのプロジェクトファイナンスとしては国内第一号案件となる。

出典:マネージン

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