エコノハサーチ

　株式会社ユーグレナは、2022年10月31日付で東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に基づき、都営バス58両に次世代バイオ燃料「サステオ」を供給し、運行を実施する予定だ。

　東京都は、都民・事業者等への働きかけを通じて、電力のHTT（H=減らす・T=創る・T=蓄める）の推進およびゼロエミッション東京の実現に向けた対策を進めている。その取組みの一環として、ユーグレナと東京都の「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に関する締結が実現した。

　「サステオ」は、バイオマスを原料とし、都営バスのエンジンに対して内燃機関を変更することなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料だ。この「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献できることが期待されている。

　ユーグレナは、「持続可能な社会の実現に向けて環境負荷低減に貢献するため、今後も次世代バイオ燃料『サステオ』の普及を目指す」と話している。