【東ソー】南陽事業所に新たなバイオマス発電所建設|エネルギーの脱炭素化を目指す
2022/09/07
ニュース
「クロル・アルカリ、石油化学、機能製品」の3つを事業の柱としている東ソーは、山口県周南市に構えている南陽事業所にバイオマスを主な燃料とした発電所の新設を決めた。
それに伴い、既存の自家発用火力発電所のひとつを廃止する。
東ソーの南陽事業所にある自家発用火力発電所は石炭を主燃料としていたが、老朽化が問題となっていた。
新しい発電所は建設廃材や古紙及び廃プラスチックが原料の固形燃料であるRPF(Refuse derived Paper and Plastics densified Fuel)等の廃棄物計燃料に加え、木質系燃料も活用し、さまざまな燃料を使って温室効果ガス排出量削減を目指す。
それと同時に、廃棄物の有効活用も推進する。いずれはバイオマス専焼に特化し、二酸化炭素排出量を年間約50万トン削減するという。
新たなバイオマス発電所は2026年4月の稼働開始を見込んでおり、東ソーグループが掲げる2030年度までにGHG排出量を2018年度比で30%削減するという温室効果ガス排出量削減目標に大きく貢献することが期待されている。
東ソーグループは使用エネルギーの脱炭素化・低炭素化を推進し、2050年カーボンニュートラルへの挑戦に向けた取り組みを進めていくとしている。