【奈良市】ごみ処理施設建設計画練り直し 斑鳩町との共同建設頓挫
2022/09/01
ニュース
ごみ処理施設の老朽化に伴い、奈良市は新たなごみ処理施設を建設する計画を斑鳩町と共同で協議してきた。
しかし、8月に斑鳩町が共同建設から離脱する方針を発表。理由は、町の負担額が把握しきれないことにあるという。
奈良市の仲川市長は、計画を検討しなおした上で、単独建設に踏み切る考えを示した。
市のごみ処理施設「環境清美工場」が経年劣化によって稼働が難しいことを受け、斑鳩町と共同で奈良市七条地区に「クリーンセンター」というごみ処理施設を新設するプランを練っていた。
残念ながら8月19日に斑鳩町は確定しきれない負担額を懸念し、ごみ処理施設新設計画から離れることを決めた。
8月30日の記者会見で奈良市の仲川市長は、「いくつかの自治体と協力して広範囲に対応できる施設を建設したいという願いは叶わなかったが、今のごみ処理場が古くなっていることを考慮すると、現時点の選択肢からより良い選択をしていきたい」と話した。
さらに、「奈良市四条地区に建設する今のプランを踏まえ、専門家や市議会議員などで委員会を早急に構成し、新しいごみ処理施設建設計画を進行していきたい」と奈良市単独でも奈良市七条地区を基本にごみ処理施設新設を進める意向を示した。