【信州タケエイ】簡易検査で太陽光パネルの効率的なリユースを推進 事業スタート
2022/07/19
ニュース
7月8日、長野県諏訪市に本社を構える株式会社信州タケエイは、太陽光パネルの再利用(リユース)販売の事業を開始すると発表した。
本来であれば、太陽光パネルは、外観や性能検査を実施後、廃棄物として処理される前にリユース可能と判断されたものだけが再利用されていた。
廃棄物として中間処理施設に搬入されたものに関しては、「中間処理」や「前処理」等のプロセスで発生し、選別されたメタルなどの有価物しか再利用できていない。
中間処理施設に搬入されたままの姿でリユース品として販売することは困難な状況だった。
しかし、信州タケエイが今回開始するリユース事業は、廃棄物として中間処理施設に搬入されたもののうち、簡易検査に合格した太陽光パネルをリユース品として販売する新しい取り組みだ。
合否は、長野県環境部で協議確認を経て、環境省が定める太陽電池モジュールの適切なリユース促進ガイドラインに基づき判断される。
簡易検査の内容は、中間処理施設に搬入された廃太陽光パネルの電圧や発電効率などを簡易検査機器にかける。
測定されたデータを見て、再利用可能となった太陽光パネルを倉庫にて保管し、販売業者や自家使用する家庭に直接販売する予定だ。
再利用や販売出来なかったものに関しては、信州タケエイが従来通り適正処理・リサイクルを担う。
信州タケエイは、諏訪市から廃太陽光パネルを一般廃棄物として処理する許可を受けている。
災害などで発生した廃太陽光パネルの処理も対応可能である。