【浜松市】家庭ごみ処理有料化か 7月以降に説明会や意見募集実施
2022/06/13
ニュース
静岡県浜松市は、指定ごみ袋の値段を1Lにつき1円とする値上げ案をまとめた。
家庭ごみの処理を有料化する議論を進めるためだ。
7月以降、市民に対する説明会実施や市民からの意見を募り、検討していく方針とした。
今は、例えば45Lのごみ袋なら1枚約10円で手に入れられるが、市のごみ袋値上げ案が通れば45円となり、約35円の値上げとなる。
6月11日までの取材では、家庭ごみ処理の有料化に対しては市議会でも意見が分かれており、市は慎重に進めたいとしていることがわかった。
議論を深めたい家庭ごみ処理有料化には、可燃ごみや不燃ごみの袋代にごみ処理にかかる手数料を上乗せする方式が検討されている。
3歳児未満の乳幼児がいる家庭、介護などで紙おむつを使用する家庭、ストーマを装着している人がいる家庭などは減免措置をとるという。
指定ごみ袋は環境に配慮された素材で作られる。また、資源ごみは今回の素案では対象外となる。
家庭ごみ有料化は他都市で導入が進んでおり、浜松市は包括外部監査で検討を求められた。
市環境審議会も「家庭ごみの処理を有料とすることは、ごみ減量に有効な施策のひとつと考えられる」と回答。今年2月に市内各地で説明会を開き、検討状況を確認している。