食品廃棄物使用 相模原にバイオガス発電所
2022/05/10
ニュース
食品廃棄物でメタン発酵バイオガスを燃料とした発電プラント「さがみはらバイオガスパワー田名発電所」が5月中に着工すると発表した。
運営者は、特別目的会社であるの「さがみはらバイオガスパワー」だ。
今回の発電所は、食品リサイクル事業を手掛ける日本フードエコロジーセンターが中心となって設立。
環境省の地域脱炭素投資促進ファンド事業から9億9,900万円の出資を得て実現した。
都市型サーキュラーエコノミーの「循環」を担う施設として、首都圏近郊が抱える食品廃棄物処理の問題解決ができる事業としても期待される。
発電プラントの面積は2127平方メートル。総工費は9億9,100万円。
主に近郊の食品メーカーやスーパーなどから収集される食品廃棄物で、飼料化不適物をメタン発酵バイオガス発電の主原料にするという。
処理量は1日あたり約50トンで、発電出力は487キロワット、CO2削減効果は年間1828トンに相当する。
2023年度中の本格稼働を目指している。