【北九州市】PCB処理“再延長”条件付き受け入れへ
2022/04/25
ニュース
北九州市は、有害物質PCB(ポリ塩化ビフェニル)を高濃度に含む廃棄処理を、当初の予定よりも2年延長を求める国に対して、事実上受け入れる方針を固めました。
4月22日に開かれた市議会各派の代表者会議で、「期限厳守」や「安全性の確保」などの3つの条件を国に提示しました。
結果的には、国が条件を全て受け入れる場合には、PCB廃棄物処理施設の稼働期限の延長を認める方針です。
若松区にあるPCB廃棄物処理施設では、2014年に「再延長はない」という約束で、一度は国の要望を受け入れた経緯がありました。
しかし、当初約束していた2022年3月末までに「処理が間に合わない」として、小泉環境大臣が2021年に2年間の期限の延長を求めていました。
そのため、期限の延長を巡って、地元では国への不信感が強く残っています。