プラスチック資源循環促進法成立 自治体にリサイクル促す
2021/06/07
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プラスチックごみのリサイクル強化と排出削減に向けた新法「プラスチック資源循環促進法」が4日の参院本会議で可決、成立。
使い捨てのプラ製スプーンを提供する飲食店などに有料化も含めた提供方法の見直しを求めるほか、家庭から出るプラ製の容器・包装ごみとそれ以外のプラごみを一括回収してリサイクルを促進するよう自治体に要請する。2022年度の施行に向け動き出すことになる。
同法によると、プラスチックを使う製品について、リサイクルすることを前提にした「環境配慮設計」に関する指針を環境省などの省令で定め、製造業者などに対し、努力義務として指針に沿った製品設計を押し進めていくとしている。単一の素材でできてリサイクルしやすい設計の製品に国の認定マークを発行する案も検討されている。また、そのマークを元に消費者らが国の認定製品を積極的に購入するようプロモーション活動していくとしている。