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オリックス資源循環 埼玉の衛生組合と可燃ごみ全量処理協定を締結

2021/05/19

ニュース

オリックス資源循環株式会社(本社:埼玉県大里郡)は、小川地区衛生組合(所在:埼玉県比企郡小川)と可燃ごみ処理業務委託に関する協定を締結したと発表。本件は、複数自治体で構成する組合が公設のごみ焼却施設を閉鎖し、長期にわたり民間事業者へ可燃ごみ処理を委託するもので、業界ではほとんど例がない。

小川地区衛生組合は、同社の近隣自治体である埼玉県比企郡小川町、嵐山町、滑川町、ときがわ町および秩父郡東秩父村で構成されており、本協定は、この5町村から排出される一般廃棄物のうち、家庭系および事業系可燃ごみの全量を2022年4月から10年間、同社が運営開始を予定する乾式メタン発酵バイオガス発電施設を主たる処理施設として処理業務を行うことをベースとしている。

小川地区衛生組合は、比企郡小川町に竣工後45年が経過したごみ焼却施設を保有・運営しているが、老朽化が課題とされていた。この課題の解決策として、同組合は民間事業者への委託方針を決定し、公募型プロポーザル方式による企画提案を経て、2021年3月に同社と提携することを決定した。

オリックス資源循環が手掛けるバイオガス発電施設は、食品廃棄物などの可燃ごみをメタン菌により発酵させ生成したバイオガスを発電燃料とする再生可能エネルギー発電施設で、可燃ごみを焼却処理せずにエネルギーとして活用することで、ごみ処理におけるCO2排出量を低減。また、当施設のバックアップとして当社が運営する廃棄物高度処理施設(寄居工場)や外部の一般廃棄物処理施設と相互に連携することで長期にわたる廃棄物処理の安定性・継続性を確保する。

■バイオガス発電施設/事業概要
計画地:埼玉県環境整備センター「彩の国資源循環工場」第Ⅱ期事業地内
最大処理能力:100トン/日
設備容量:1,600kW
年間発電量:約9,800,000 kWh(一般家庭約3,140世帯分の年間消費電力に相当*4)
建設工事開始時期:2020年1月(予定)
稼働開始時期:2021年秋(予定)

*4 1世帯当たり約3,120kWh/年で算出。出典:東京電力「平均モデルの電気料金」

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