東京・葛飾区 使用済みペットボトル「完全循環」実現へ
2021/02/24
ニュース
葛飾区は2021年度から、区内で収集した使用済みのペットボトルを全て新たなペットボトルとして再生する「ボトルtoボトル」事業に取り組むと発表。
現在増加の一方である使用済みペットボトルの「完全循環」を実現し、プラスチックごみの削減を目指すという。
区によると、区内で1年間に回収されるペットボトルは約1700トン(6800万本)。
ペットボトルに再び戻るのは約5%とわずかであるが、大半はリサイクル業者を通じて粉砕するなどして資源化した後、繊維素材に生まれ変わるという。
区では、以前より資源を有効利用するため、住民に対してリサイクル資源の分別と回収を促進している。資源の回収は、集積所での回収のほか区施設や保育園で実施している。
葛飾区のごみを減らし「3つのR」を推進していくために生まれたキャラクター「りー(Ree)ちゃん」を活用して、区内の様々な施設で、ごみ減量や環境にやさしい暮らしに関する学習や実践、活動を積極的に実施している。