十和田市 ホタテ残さ処理問題でバイオガス発電を視察
2020/09/25
ニュース
ホタテの養殖で出る「残さ」の処理に関して、漁業関係者が十和田市のバイオガス発電の設備を視察して活用を検討。
視察には県漁連の呼びかけで陸奥湾の漁業関係者15人が参加。十和田市のバイオガス発電施設「バイオガスエネルギーとわだ」を訪れた一行は中野渡専務から説明を受けました。
バイオガス発電は生ごみなどの有機廃棄物を発酵させた時に発生するメタンガスを燃やして発電する仕組み。発酵させたあとは堆肥にして農地に戻していて循環型の再生可能エネルギーを実現している。陸奥湾では汚染につながるホタテ残さの不法投棄が後を絶たず、起訴される事態も発生するなど大きな課題となっている。残さについては処理施設の確保などが問題となっており、視察した漁業関係も解決策に期待していた。
「残さについては大きな課題です それを処理できるそういう施設があればということでしっかり(残さ処理は)陸奥湾で除去できるような対応ができればと思っています」と県漁連の熊木正徳専務理事はコメントしている。県漁連は、今後さまざまな選択肢を検討し残さ処理の早急な対策に乗り出す方針。