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奈良・香芝市 大阪地検捜索 ごみ収集で官製談合疑い

2020/07/16

ニュース

奈良県香芝市が2016年に発注したごみ収集の委託業務に関して、市幹部らが廃棄物処理会社に入札情報を漏らした疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は14日、同社など関係先を官製談合防止法違反などの疑いで家宅捜索を強行。同社の経営には香芝市議の親族が関わっているとされ、市議の自宅も捜索した。
特捜部は今後、関係者を事情聴取し、全容の解明を進めるとしている。

同市は16年1月、業者の提案内容を審査して委託先を決める「指名型プロポーザル方式」で一般ごみ収集の入札を実施。入札には6社が参加し、同年2月に、香芝市にある廃棄物処理会社「AMカンパニー」に委託することが決定。しかしながら、捜査関係者によると、この入札に関して非公表の情報が同社に事前に漏れた疑いがあるという。

この委託業務を巡っては、住民が契約は違法として業者に委託料を返還させるよう市に求めた行政訴訟を提起。18年12月の一審・奈良地裁、20年2月の二審・大阪高裁とも、委託契約を無効にして返還を請求するよう市に命じた判決が下されている。その際、高裁判決は「AM社の選定が事前に内定していた」と指摘していた。

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