大阪府5月度鉄スクラップヤード入荷量 前年比12%減
2020/06/25
ニュース
新型コロナウイルスの影響で、鉄スクラップ発生量が減少している。
大阪地区の鉄リサイクル企業で構成する関西鉄源協議会(代表幹事=黒川友二・扶和メタル社長)がまとめによると、5月度の大阪府内の鉄スクラップヤード入荷量は、会員分総計で前年同月比12・1%減の8万2574トンにまで減少したという。内訳は代納分などを含むメーカー直送分が同20・0%増の2万5404トンとなったが、ヤード入荷分は5万7170トンと同21・5%減少する結果となった。中でも工場から発生する新断スクラップが前年の同じ月に比べ4割以上減るなど、コロナ禍が製造業を直撃した影響が、スクラップ市場にも大きく影響したことになる。