兵庫・西宮 職員がごみ収集車で実家のペンキ回収
2020/02/27
ニュース
兵庫県西宮市で、ごみの収集を行う職員2人が収集車を使って市内にある1人の実家に寄り、ペンキ缶を回収していたことが発覚。市は公用車の私的利用にあたるとして近日職員を処分する方針。
兵庫県西宮市によると、今月10日、ごみ収集を担当する環境局の32歳と26歳の男性職員が通常のごみ収集業務終了後、ごみ収集車を運転して32歳の職員の実家に立ち寄り。職員は実家で保管していたペンキが入った缶、10缶を回収し、市内のごみ処理場で廃棄。今月17日に、このごみ収集車の後ろを走っていた乗用車の運転手から「収集車からペンキがこぼれて車が汚れた」と通報を受けた警察が市に連絡し発覚。
西宮市は公用車の私的利用に加え、勤務時間中の行為で職務専念義務にも違反するとして、2人を処分する方針。職員は市の調査に対し「日曜大工でペンキが余っていた。認識が甘く軽率だった」とコメント。
西宮市環境事業部の田中義弘部長は記者会見し「市民の信頼を損ねたことを心よりおわびします。再発防止を早急に検討したい」と謝罪した。