兵庫・芦屋市 指定ごみ袋導入を検討
2020/02/14
ニュース
芦屋市は4月以降に、ごみ袋の規格を定めて販売代理店などで購入する「指定ごみ袋」の導入検討を開始したと発表。今後、市民アンケートなど意見を多く募り、2021年度に策定する一般廃棄物処理基本計画で実施時期や料金を表明していく予定という。20年度一般会計当初予算案に、21年度まで2年間で1600万円を上限に関連支出を認める措置を追加している。
ごみ袋有料化検討は、焼却炉のごみ処理能力低下に伴い、ごみ減量対策が急務とされたことによる。
19年8月、市環境処理センター(同市浜風町)で排出基準を超える濃度の水銀を検出、数日間にわたりごみが焼却所に大量に堆積したという事態に陥っていた。その後、市は水銀を吸着する薬剤(活性炭)を導入し、水銀が高熱で気化すると吸着されなくなっている。しかしながら、従来の燃焼温度を下げる結果となり、焼却炉1基当たりの燃やせる量が減少し課題となっていた。