ウエノテックス 廃棄物分別できるAI搭載システム開発
2019/12/19
ニュース
破砕機を製造・販売するウエノテックス(新潟県上越市)は、人工知能(AI)を搭載した、廃棄物の選別を支援する新システム「URANOS」を開発。
選別レーンに流れる廃棄物に材質が文字で投影され、作業員に材質が一目でわかる仕組みになっている。このシステムでは、熟練の技術がなくても分別できるため、人手不足に悩む産業廃棄物処理事業者に対して販売予定で、2020年9月期の売上高を19年比16%増の35億円に上方修正するとしている。
URANOSは、最新センサー群、垂直多関節ロボットとパラレルリンクロボットの3ユニットで構成されている。センサー群から得られた情報をもとにグループ会社「Rita Technology㈱」が開発したAIで材質や形状を判断。また、それぞれのロボットには、ウエノテックスが独自開発したハンド及びパッドを搭載している。
製造者は、「廃棄物の選別作業は、現在、人海戦術で行っているために多くの労働者が必要であり、さらに作業環境も過酷な状況のため就労者不足が問題となっています。省力化・省人化を追求した自動選別機の期待は非常に高いです。」と述べている。