中国 輸入スクラップを「原料」として扱い 輸入数量制限を撤廃
2019/10/24
ニュース
中国政府が2017年7月、世界貿易機関(WTO)に対して海外からの廃棄物輸入を段階的に停止する政策を受け、中国への廃棄物輸出によってこれらの処理を依存していた各国各業界は、廃棄物処理・リサイクルのあり方について再考を迫られていた。
そんな中、この度、北京において中国生態環境部固体廃棄物化学品管理課と、現地の非鉄スクラップの業界団体・中国有色金属工業協会再生金属部会や全国有色金属標準化技術委員会などが会合をし、今後の輸入スクラップの取り扱いについて協議。
会合では、スクラップの金属含有量やサイズ、荷姿などを細かく指定・分類することで品位を上げ、スクラップではなく原料として扱い輸入数量の制限を撤廃することなどが協議。
関係者によると、今年末には政府から正式に詳細が発表される見通しという。