三菱地所とグルーヴノーツ 東京・丸の内でAI活用し廃棄物収集の最適化実験
2019/09/17
ニュース
AIベンチャーのグルーヴノーツと三菱地所は、量子コンピュータとAIを活用した廃棄物収集ルート最適化の実証実験を東京・丸の内エリアのビルで開始すると発表。
今回は、グルーヴノーツが開発した量子コンピュータ技術とAI技術を活用したクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を用いて、丸の内エリアで三菱地所が管理するビルから発生する廃棄物を効率的に収集運搬するルートを導き出す「廃棄物収集ルートの最適化分析」に取り組む実証実験をスタート。
約123haの丸の内エリアには、約4,300の事業所が存在しているが、今回の実験では、約30棟のビルに対してAIで各ビルの就業者数等から廃棄物の重量や個数を予測するなど、廃棄物を収集するタイミングを推測し、廃棄物収集車両の種類や耐荷重、収集作業時間等を考慮した上で、量子コンピュータを活用して、車両の運搬ルートの最適化を導き出す。
この実証実験を通じて、将来的に廃棄物収集運搬業務における人手不足の解消や街全体のCO2排出量削減、収集作業の効率化や車両走行距離の短縮につなげることを目指すという。