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使用済み紙オムツリサイクルで建築資材や燃料に

2019/06/29

ニュース

福岡県のトータルケア・システム株式会社が、使用済みの紙オムツを建築資材や燃料にリサイクルする取組みを行っている。使用済みの紙オムツは、水分を多く含んでいるため焼却する際に温度が下がり、燃料が余計にかかるため、同取り組みによりコスト削減につなげる。

リサイクルの手順としては、紙オムツを収集した際に入っていた袋のまま破砕し水に溶かし、パルプや吸水ポリマーなどを分離。パルプは水と殺虫剤で洗浄後、乾燥させ、シート状に成型する。し尿を吸って膨らんだポリマーは、薬品によってしぼませる。パルプは壁面用の建築資材などの原料に、ポリマーや表面のフイルムなどは固形燃料に再生される。また、ポリマーについてはペット用のトイレシートなどに活用する技術も研究されている。

同社工場では、1日に紙オムツ約10万枚にあたる20tを処理している。運び込まれる紙オムツは、病院や介護施設などからが中心で、福岡県大木町には、約60箇所に回収ボックスも設置されている。

オムツメーカーのユニチャームでも、使用済み紙オムツからリサイクルした紙で、オムツなどを作る研究を進めているという。

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