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環境省 PCB廃棄物焼却実証試験実施

2019/05/29

ニュース

環境省は、濃度0.5%~10%程度のPCB汚染物の処理体制構築に向け、PCB廃棄物の焼却実証試験を実施する。焼却後の燃え殻、ばいじん、排ガス、排水、周辺大気中のPCB濃度などを分析し、周辺の環境に影響なく無害化処理されているか確認する。具体的には、PCBを含んだ塗膜くず、感圧複写紙、シーリング材、汚泥、防護具・ウエスなどの廃プラスチック類および繊維くずなどをプラスチック容器に入れ密閉。他の産業廃棄物と混焼し、1100℃以上に燃焼温度を保ち、2秒以上滞留させる。

実施するのは、全国の4か所(秋田県、いわき市、富山市、神戸市)で、産業廃棄物処理施設を有する神戸環境クリエート、富山環境整備、クレハ環境、エコシステム秋田の協力を得て行う。

同省は、2005年度から、PCB廃棄物の処理体制の整備を目的に、産業廃棄物処理施設でPCB廃棄物の無害化処理の実証試験を実施しており、これらの結果を踏まえてPCB廃棄物を処理する制度を構築した。また、別で進めていたPCB含有塗膜の調査の結果次第で、処理対象の塗膜量が増加する可能性もある。

このように、PCB廃棄物をめぐる状況が変わっている中で、現行の処理体制を再構築する必要性について今後判断していく。

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