川口精機 廃棄物リサイクルシステムをアジアに輸出
2019/02/06
ニュース
静岡県の川口精機株式会社が、食品残渣を家畜などの飼料にリサイクルする廃棄物処理システム「エコフィードシステム」をアジアに輸出することがわかった。タイの大学と共同研究を進めており、タイの他、韓国でも営業活動を行う。
同システムは、食品残渣の水分を脱水し発酵を止め、飼料に加工するもので、廃棄物処理の手間を省き、栄養のある飼料を作ることができるという。2018年には、タイの展示会で脱水機を出展し、テスト用の脱水機を納品。日系企業との販売体制も整っている。今後は、この脱水効率の高さを武器に同システムを売り込む。また、近いうちに韓国にもテスト機を納品する予定だという。
国内ではすでに、畜産農家などに販売しており、納入先は20件を超えるが、海外ではまだ珍しく、需要が見込まれる。今後3年で、海外売上高を2億円にしたいとしている。