環境省 プラスチックごみ削減戦略素案でプラごみ排出量を2030年までに25%削減へ
2018/10/15
ニュース
10月13日、環境省は、プラスチックごみ削減戦略の素案で2030年までにプラごみの排出量25%削減を盛り込むと発表した。また、環境に良いバイオ素材の国内利用を2013年度70,000tのところ、約2,000,000tに拡大したいとしている。素案は19日に行われる中央環境審議会小委員会に提出される予定。
同省は、目標を達成するため、スーパーなどのレジ袋有料化の義務付けや使い捨て容器の見直し、洗顔料などに含まれる微粒子状のマイクロプラスチック削減の徹底などを促していく。また、昨今問題となっている海洋プラスチック廃棄物をなくすため不法投棄の監視も強化する。
プラスチック製包装容器のリサイクルとリユースは、2030年までに60%を目標とする。(2016年度の家庭ごみは53%)。また、電化製品などの部品を含むプラごみの再利用目標を設定し、発電なども含め、有効利用を2035年までに100%にしたいとしている。(2016年は84%)。
これらの素案は、2019年6月に大阪で開催されるG20首脳会合でのアピール材料にされるとみられている。