ベトナム 廃プラスチックの輸入量急増
2018/09/27
ニュース
ベトナムでは、2018年上半期の廃プラスチック輸入量が9万tとなり、昨年1年間の2倍の量となった。これは、1月に中国が24種類の廃棄物を輸入禁止にした影響とみられている。同国では、プラスチックの原料は80%が輸入されている。外国の企業が多く進出し、地場の企業と提携してリサイクル事業を展開し、廃プラスチックを活用した安価な製品を国内生産できるようになったという。
しかし、ホーチミン市の港では、約7万tの廃プラスチックが滞留していることが課題となっている。滞留の原因としては、天然資源環境省による輸入廃プラスチックの環境基準を満たすことが困難で、通関手続きが進まないことや、国内の資源再生工場の建設が進まず引取できないことなどが挙げられている。