林野庁 「平成29年木質バイオマスエネルギー利用動向調査」の結果について
2018/09/10
ニュース
林野庁は、木質バイオマスのエネルギー利用動向を把握するため、木質バイオマスをエネルギー利用している発電機及びボイラーを保有する事業所を対象に、事業所の概要、利用した設備の動向、公的補助の活用状況、利用した木質バイオマス量について調査を行っている。
9月7日、林野庁は、同調査の結果について公表した。
平成29年における木質バイオマスエネルギーとして利用された木材チップの量(速報)は、全体で872.6万t(前年比12.8%増)。このうち間伐材・林地残材等に由来するものは263.5万t(前年比37.4%増)。「製材等残材」に由来する木材チップは、150.1万t(前年から14.9万t減)、「建設資材廃棄物」に由来する木材チップは、412.6万t(前年から14.6万t増)。
「間伐材・林地残材等」に由来する木材チップの利用量の都道府県別で上位5同県は、以下の通り。
1. 北海道(34.5万t)
2. 宮崎県(26.5万t)
3. 鹿児島県(19.8万t)
4. 大分県(18.7万t)
5. 岩手県(16.7万t)
※同調査結果のうち、利用量(確定値)、利用した事業所の概要及び利用した設備の利用動向等については、2018年12月に公表予定。