東武商事 2019年に微生物を活用した廃液処理施設稼働へ
2018/08/20
ニュース
産業廃棄物の収集運搬・中間処理業の東武商事株式会社は、2019年3月に微生物を活用した廃液処理施設を稼働させると発表した。処理能力は1日300㎥で国内最大。主に、東日本を中心に牛乳やジュースなどの製品廃棄物を受け入れる。
同社は、約80億円を投入し、「松伏スマート・リサイクル・システムズ」と「吉川スマート・リサイクル・システムズ」を建設中で、処理方法は、バクテリアで廃液を分解、浄化する技術を使用。焼却処理に比べ、3~4割コストダウンできるが、廃液の濃度をバクテリアが活発に動くよう調整する高い技術が必要だという。
今後、同社は、自然災害などの緊急の廃棄物の回収要請にも対応していき、顧客の拡大を図りたいとしている。