新潟県のシモダ産業 新技術導入「燃え殻を無害化」
2018/08/02
ニュース
新潟県で産業廃棄物の収集運搬、処理、産業資材の製造・販売を行うシモダ産業株式会社が産業廃棄物の燃え殻を無害化する新しい技術を導入する。従来最終処分場に埋め立てられていた燃え殻を無害化し、アスファルトに混ぜる路盤材などに再生するという。処理費用を軽減し、温暖化ガスの削減、廃棄物排出量の削減に貢献する。
新技術は、一旦850℃の焼却炉で廃棄物を燃やし、有害なダイオキシン類を分解、その際、排出される焼却灰を別の焼成施設で1,050℃で焼くことで無害な資源「人口砂」に生成するというもの。施設は2017年に約13億円をかけ新潟県柏崎市に建設された。処理能力は、各施設で約50t/日、約4t/日で24時間稼働。
同社は、今後、正式に製品化し、新潟県での営業許可を取得したいとしている。