日本製紙傘下のオーストラリアン・ペーパーが発電施設建設
2018/06/01
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日本製紙株式会社傘下のオーストラリアン・ペーパーがオーストラリアのメルボルンで、一般廃棄物を活用した発電施設を建設する。投資額は約493億円(6億豪ドル)で、5年以内の稼働を目指す。発電能力は、225MWを見込んでいる。
同社は、ガスと電気の料金が高騰したため、工場で必要なエネルギーを発電することに目を付けた。計画によると、製紙工場の隣に焼却施設を建設し、メルボルン市内とギプスランド地区から回収する一般廃棄物を燃焼させ発電する。この発電施設が稼働すれば、ガスの消費量を約6割削減できる他、埋立てていた廃棄物量も年間65万t削減、温室効果ガスの排出量は55万t削減される見込み。また、建設の段階で約1,600人の雇用が創出されるとみられている。