中国 「輸入廃棄物管理リスト」の調整に関する公告
2018/04/26
ニュース
4月19日、中国の生態環境部など4部門が共同で「『輸入廃棄物管理リスト』の調整に関する公告」を発表した。「輸入禁止固形廃棄物リストPDFファイル」「輸入制限再利用可能固形廃棄物リストPDFファイル」「輸入非制限再利用可能固形廃棄物リストPDFファイル」の輸入ごみ管理リストが改定される。2018年12月31日から廃金属、廃船、自動車スクラップ、製錬くず、工業用プラスチックなど16品目、2019年12月31日からステンレススクラップ、チタンくず、木材くずなどの16品目が「輸入禁止固形廃棄物リスト」に含まれる予定。これは、中国が生態環境の改善に注力し国家の生態環境の安全と人民の健康を保障するために重要としているため。
2017年7月には、「海外ごみの輸入禁止と固形廃棄物輸入管理制度改革の実施計画外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表、同年12月31日から施行されている。これにより、環境への影響が大きい資源ごみ24品目を輸入禁止リストに追加された。また、2019年末までに、国内の資源ごみで、代替が可能な固形廃棄物の輸入を段階的に縮小するとしている。
2017年の日本の鉄鋼くずは40%以上が中国に輸出しており、今回の改定により、日本への影響もかなり出ると見られている。