九州工業大学 清掃ロボット開発
2018/03/22
ニュース
九州工業大学の社会ロボット具現化センターが、海岸などの清掃を補助するロボットの開発を行っている。2月末には北九州市の岩屋海水浴場で試運転を行い、地元のボランティア団体「われら海岸探偵団」が立ち会った。メンバーの高齢化が進む中、ロボットの補助は大変喜ばれ、若者の参加のきっかけになればと期待されている。
同ロボットは、名前を「ビーチクリーンロボット」といい、自走式の小型四輪車、全長1.4m、重さ120kg。目印に設定した人の後ろを自動で付いていく仕組みで、流木などの重い物を運ぶ際に活躍しそうだ。
今回の開発は、外郭団体「北九州産業学術推進機構(FAIS)」が整地されていない場所でのロボット走行技術確立のため、また、海岸のゴミ問題の解決のため、センターに委託し始まった。今後、同センターは、タイヤが砂にはまるなどの課題を改良し、実用機を完成させたいとしており、完成すれば、県内外の海岸清掃活動に派遣する予定。