茨城県土浦市 メガワット級廃食油バイオマス発電所が完成
2018/01/31
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茨城県土浦市の株式会社つくばグリーンパワープラントが、総事業費約4億円をかけ廃食油を燃料にしたメガワット級のバイオマス発電所を完成させ、1月21日に記念式典を開いた。最大発電量は、2メガワット(一般家庭約3,300世帯相当)で、メガワット級の廃食油バイオマス発電所は国内初という。売電は2月からを予定している。
使用する廃食油は、飲食店やスーパーなどから排出される油で、調達は、3つの処理業者と下妻市の農業組合法人百姓倶楽部などから行う。売電は、千葉県の電力小売会社ゼロワットパワー株式会社が工場や病院、ホテルなどと契約し、行っていく。
廃食油バイオマス発電は、太陽光発電や風力発電のような気象の影響を受けず、安定した発電ができるが、コスト面では課題が残っている。これまで、廃食油リサイクルといえば、飼料やインクの原料に再生される場合が多かったという。