太平洋セメント 岩手県、大船渡市と災害がれきを再利用する協定締結
2017/10/20
ニュース
10月19日、岩手県と大船渡市、太平洋セメント株式会社は、災害発生時に排出されるがれきをセメント材料として再利用する協定を結んだ。災害廃棄物処理について民間企業と協定を結ぶのは、同県は初めてだが、同社は三重県や大分県とも結んでいる。
同協定は、東日本大震災を教訓にしたもので、その際、県内では618万tの災害廃棄物が発生し、同社大船渡工場が100万tを受け入れた。今後、災害発生時には、県などからの要請で、同社ががれきを受け入れ、セメント材料としてリサイクルする。一方、県は、子どもたちの環境学習として、工場見学などを実施する予定。