岡山市 廃棄物の処分手数料 計量方法変更
2017/07/10
ニュース
岡山市は、廃棄物収集業者が焼却場などのごみ処分場に廃棄物を持ち込む際の計量方法を変更した。変更前は、空荷状態の搬入車の重量を登録する事前登録制をとっていたが、変更後は、搬入ごとに、車両の重量を搬入前と搬入後に計量する2度量り制となった。これは、事前登録の際、不正に車両が重くなるような細工をする業者がいることが発覚したため。
昨年8月、市に告発があり、市が告発のあった業者の車両を調べたところ、登録重量より実際の重量が10~50kgも軽かったことがわかった。このため、1回につき、10~50kg分の廃棄物を無料で持ち込んだことになる。事前登録制は、燃料の残量や、乗務員の体重でも誤差が生じるため、2度量り制に変更した。
同市の廃棄物処分場は、焼却場、最終処分場、リサイクルセンター合わせて6箇所で、市が運搬許可を出している業者は約100社ある。2016年度のごみの持込みは、約78,400t。手数料は10kgあたり130円で、約10億1,900万円の収入だった。同市は、2度量り制の導入で、徴収の過不足をなくしたいとしている。