2月鉄スクラップ市況情報
2017/03/09
ニュース
3月1日、日本鉄リサイクル工業会は、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。月末の関東地区H2炉前価格は約26,500円~27,500円となっており、前月末の価格を約500円~1,000円程上回った。トルコ向け成約価格が1月末に50ドル以上急落し、この影響で、月前半は国内でも高値修正が広がった。一転、トルコ向け価格が急に回復するや月後半には再び上昇基調となった。
一方、海外では、米国産スクラップのトルコ向けHMS成約価格が280ドル(CFR)を超える急反転を見せ、アジア向け商談価格も280ドル台(CFR)へ切り上がる動向を見せた。H2の韓国向け輸出FOB価格は28,500円(前月末比3,500円値上がり)で、国内相場の上昇を牽引する形となった。
鉄鉱石スポット価格は、92ドル台(CIF)と高値で2年半ぶりの高騰。これにより、メーカーは鋼材を再値上げするとみられている。