富山県 年間2.8万tの食品ロス
2017/03/09
ニュース
富山県で、昨年11月から今年1月にかけて、県内の事業者と家庭を対象に行った実態調査で、食品ロスの推計値が年間2.8万tに上ることがわかった。これは、3月6日に行われた県食品ロス・食品廃棄物削減対策検討会で報告された。
まだ、食べることができるのに廃棄されてしまう食品ロス。食品製造業や外食産業など食品関連の4事業者で、食品廃棄物等の年間発生量は8.2万tで、そのうち1.6万tが食品ロスという。中でも外食産業からの発生が最も多く、同県は、発生抑制を働きかけたいとしている。また、県内の事業者からの食品ロスは国全体の年間発生量である330万tの0.48%にあたる。これは、県の食品製造出荷額が国全体に占める割合とほぼ同等という。
同検討会は、新年度から「食品ロス・食品廃棄物削減推進県民会議(仮称)」を新たに設置する予定。