北九州市 セブ市と環境技術協力協定締結
2017/02/10
ニュース
2月9日、福岡県北九州市は、フィリピンのセブ市と環境技術協力協定を締結した。北九州市は、特別廃棄物の回収の仕組みを構築する支援を行い、現地で問題となっている環境汚染や廃棄物処理にあたる作業員の健康被害などの解決を図る。セブ市では、蛍光灯や家電製品などの有害物質を含む特別廃棄物のリサイクルの仕組みがなく、埋め立て処分に伴って様々な問題が起こっている。
協定によると、現地に北九州市の職員を2か月に1回ほど派遣し指導を行い、特別廃棄物(蛍光灯、家電製品、乾電池など)の資源循環促進などに向けたモデル事業を3年間で実施する予定。また、収集した廃棄物から有害金属や希少金属の回収を行い、現地に技術のある企業が存在しないため、北九州市に運びリサイクルを行うという。