再度の資金ショート 「豊田建設」倒産
2017/02/07
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東京商工リサーチ埼玉支店は、埼玉県八潮市の建設会社「豊田建設」が事実上倒産したと発表した。
同社は、長年、土木工事業を展開していたが、総合リサイクル施設「彩の国資源循環工場」の事業を産廃業者「埼玉環境テック」から承継し、産廃中間処分業許可を取得後、廃棄物リサイクル事業も行っていた。また、福島県や岩手県の地元業者と復興事業に従事。除染事業などを請け負うなどして売上は上昇し、ピーク時の平成28年5月期には、44億5,758万円の売り上げ高を上げていた。しかし、同施設の保管基準を上回る量の産廃を受け入れていたことなどが行政の立入検査などから発覚し、施設の操業を中止。その後、急激に業績が悪化し、2度の資金ショートを起こした。
負債総額は32億653万円。