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富士クリーン 大規模バイオマス施設で多様な廃棄物処理を可能に

2017/02/07

ニュース

廃棄物処理業の株式会社富士クリーンは、2018年10月に、大規模なバイオマス施設を稼働させる。同施設は、縦型乾式メタン発酵という技術を国内で初めて採用したもので、従来は受け入れが困難だった紙などの乾燥した廃棄物も含めた多様な廃棄物の一括処理が可能となる。縦型のため省スペースですみ、残渣の取り除きも容易という。

食品廃棄物、下水汚泥など水分を含む廃棄物と紙類などの乾燥した廃棄物を混ぜ合わせ含水率を調整し、発酵槽に投入し処理する。その際、発生したバイオガスは、施設の発電やボイラー燃料となり、発酵残渣は隣接する中間処理施設の補助燃料に活用されるという。発酵残渣の水分が少ないので、排水処理設備が不要で、処理能力は、1日76t。年間1万tの二酸化炭素の削減を見込んでいる。

同施設は、約36億円が投入され、約6,000㎡の同社中間施設などの隣接地に整備される。工事は2018年3月に完了させる予定。また、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に選ばれており、栗田工業株式会社がベルギー企業から技術導入した設備の国内第1号となる。

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