環境省 雑品スクラップの規制強化
2017/01/20
ニュース
環境省は、鉛や水銀などの有害物質を含む使用済み家電などが混入した雑品スクラップについて規制を強化する方針を固めた。保管、運搬を行う業者は、都道府県知事への届出が必要となり、違反した場合は、改善命令や罰則をうける。この届出により、業者の実態を把握できるようにする。雑品スクラップとして扱う対象物や処理基準の詳細については、今後詰めていくという。
これまで、雑品スクラップについては、保管場所から出火したり、有害物質が漏れるなどの問題の他、発展途上国などに輸出された使用済み家電などが、不適切に処理されるなど、環境汚染の広がりが懸念されていた。環境省は、今後、雑品スクラップの規制強化を図ることで、環境汚染を防止していきたい考え。