「大同特殊鋼」廃棄物処理法違反容疑は不起訴
2016/12/24
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大手鉄鋼メーカーの「大同特殊鋼(本社:愛知県名古屋市)」は、平成23年3月から約1年間、有害物質を含む鉄鋼スラグなどの処分を無許可の関連会社に委託していた。これは廃棄物処理法違反に当たるとして、関連会社など2社と役員ら合わせて5人とともに、今年4月、書類送検されていた。これらの鉄鋼スラグは、群馬県渋川市にある同社の工場から出たもので、約28,300t。
これについて、12月22日、前橋地方検察庁は「鉄鋼スラグを廃棄物と認定するのは困難で、また、故意だったとすることも証拠上、困難だ」などとして嫌疑不十分で不起訴とした。